私の父親が新入社員研修の責任者に任命されました

私の大学生活も二年目に入り、学業も私生活もまずまずの順風状態です。

実家から大学に通っているのですが、両親との関係も悪くありません。

でもそろそろ実家からの独立も視野に入れています。

ところがある休日に父親と顔をあわせると、実に憂鬱そうな顔をしているので気になりました。

私が「どうしたんだい?」

と声をかけると「今度、新入社員研修の責任者に任命されたんだ」

と父親が答えます。

「へぇ。凄いじゃないか」

私が素直に感心して賞賛をおくると父親は「確かにやり甲斐はあるが責任の重さも痛感しているんだよ。今までやってきたのとは畑違いの分野だしな」

と考え込む様子をみせました。

確か父親は会社で長年経理関係の業務をやっていた筈で、それが何故今回新入社員研修の責任者などという立場に置かれることになったのかその内情は到底私には窺い知ることは出来ません。

それでもともかく私は父親の気持ちを少しでも紛らわそうと「でも責任者を任されるなんて父さんもいつの間にか偉くなっていたんだね」

と軽口まがいに励ました。

私の言葉に「何を生意気なことをいっているんだ」

と父親は私を窘めながらもやっと笑顔を見せてくれました。

父親が会社の新入社員研修の責任者に任命されたという話を聞かされた翌日、私は大学でそのことを友人に相談してみました。

この友人は雑学知識が豊富な上に頭の回転も速い人物なので、私は何かと頼りにしているのです。

別段私が新入社員研修に関する情報を仕入れたところで意味は無いのかもしれませんが何かのキッカケで父親の力になれるかもしれませんし、少なくとも愚痴をこぼす相手にはなれるでしょう。

それに将来の就職を考えると私もその研修内容に興味があるのです。

「そもそも新入社員研修はその会社が自分たち独自のカリキュラムでやっているのかな。それとも外部に委託しているのかな」

私は友人に質問してみます。

「それはどちらのパターンもあるね。特に研修を請け負っている専門の業者は自分たちのサイトで研修の中身はもちろんその基礎知識も含めて積極的に情報を公開している場合が多いよ」

友人はそう言って私達が普段通い慣れている教室のパソコンの前まで私を連れてきました。

「ほら、インターネットで検索すれば予想以上に多くの専門サイトが見付かるだろう。ちなみに僕がお勧めの新入社員研修のサイトはここだよ」

新入社員研修を上手に利用しませんか?

友人の推薦するサイトを私は多大な興味を持って見入りました。